第3回 モヤモヤ聞いてもらいました!

第3回 モヤモヤ聞いてもらいました!

2022年01月05日

第3回 モヤモヤ聞いてもらいました!


2021年11月27日 ルラシオンヴェルトのダイジェストをアーカイブ化します。
☆は、ご参加下さった皆様からのご意見です。

モヤモヤ1

「HT初心者の私にアドバイスを!」
①「園芸療法って何ですか?とよく聞かれますが、短い言葉で上手い答え方はありますか?皆さんはどんな風に答えていますか?」


☆私は医療福祉の現場ではないので園芸療法をする、とは言わない。けれど『療法士の視点を持っているかどうか?』だと思う。お花屋さんのリース作りと園芸療法士によるリース作りは視点が違う。
☆支援学校の生徒さんに園芸療法をしていると紹介した。園芸療法は植物を治療に使うんですか?療法=治療なんだと驚いた。園芸療法という四文字に興味を持ってくれた。「療法」という言葉が広まっていけば関心が高まって理解してもらえるようになればと思う。
☆ビワ療法など治療ってわかりやすい。でも園芸療法を「治療」と言われると、しっくりこない。緩和ケア病棟で「園芸療法の先生が来られた」と言われるとその紹介じゃない方が良いなぁ、なんて思う。
☆確かに「治療」。一言に収まらない。その人の生活に関わる事と思っているので、社会生活の中での回復が大きく関わっていると思う。外に出るだけで喜んでおられて、イキイキしている。こういうのって嬉しい。セラピーって幅が広い。
☆母を介護しているとき、車いすで散歩した。植物に興味をもつことも園芸療法だと思う。園芸療法って直接的な治療ではない。幅広い解釈のできるセラピーという英語で紹介している。
☆地域のリース作りに参加した。いざ行ってみると、プラスチックだった。びっくりした。自然のものを使う。自然のものを使うことで命の営みを実感できる。


②園芸療法の実践場所の開拓方法。どんな風にアプローチしたのか?私はこんな風にした、など具体的な方法が知りたいです。また、開拓のためにやっている事なども知りたいです。

☆大学生の時、活動を月1回ニューズレターのようにして手紙を送っていた。200通くらい送った。園芸療法を知って欲しい、の一念だったけれど結果的に就職活動になった。
☆こんな事ができます!というチラシを病院などに送りまくった。
☆イギリスに留学中。知り合いの人が澤田先生の研修会に参加されていて、田崎さんが募集している話を聞いた。トントン拍子に決まった。
☆タイミングと条件があうとトントン拍子に進むよね。そうなるようになっていたのかな?って思うぐらい。まずは戸をたたく事。戸が少しでも開けば、こじ開けてでも入る意欲・気合は大切かも。良いタイミングをつかみたいね。
☆実習先を探すのに、コロナで施設に入れなかった。妥協するのも諦めるのも嫌だった。そこでボランティアを募集しているところを探した。あるクリニックで園芸のボランティアを探しておられた。訪問診療しているクリニック。介護をしている人がいるに違いないと感じ、園芸療法を出来るかもしれないと思って伺った。少しずつ動き出している。
☆病院の患者会での園芸療法を考えている。お花を一輪もっていくことから始めようと思っている。費用を考えたりすると考えが行き詰っていく。
☆営業っていうのは、先方を刺激して、こちらを振り向いてもらうこと。小さな刺激を続けていく事が大切。関心を持ってもらうために、シレっと情報(チラシ?)をおいていくことをした。遠慮がちながら厚かましく。
☆関わりたい組織をよく見る。ボスが変わった、とか3月~4月のガタガタしている時に営業かけても上手く行かない。体制や時期を見て営業をかけていく。組織は生き物である。年度替わりを見極める。予算の時期をみる。相手が落ち着いているときにスムーズにいく。

モヤモヤ2
「心の葛藤について」
「たくさん活躍されている園芸療法士さんの投稿や発表を聞かせていただいていると行動に移せない自分、自信のない自分にモヤモヤします。そんな風に感じているのは私だけでしょうか?皆さんにも心の葛藤があれば、その心のモヤモヤの扱いや解消法についてご意見をお聞かせください。」


☆私も帰郷してからの1年間。モヤモヤ、うつうつしている。地域の中で展開していくために知り合いを作ろうとしている。自分っていうものを売り込んでいる。心待ちにしているところ。
☆社交的ではないのでアピールが難しい。一旗揚げたいと思っているが、道が険しい。どうコミュニケーションを取っていくのかを学んでいるところ。
☆それ、普通。不安だらけ。みんな葛藤していると思う。経験つんでも思う。知識を蓄えていくことで補填できるとおもって、勉強している。判断基準をあげる努力している。あと、皆さんと共有すること。自分が関わっている高齢者、対象者の方がどんな世界にいるのかなど話すことで多様な意見を聞くことができる。モヤモヤしていることは話したほうがいい。同じ立場の人(仲間)と話せるのは嬉しい。共感してもらえるだけで嬉しくなる。ルラシオンを続けてほしい。
☆不安を解消することは学ぶこと。毎年職場の研修計画を立てるように自分のための研修計画を立ててテーマを決めて自分で学んでいる。テーマを中心に学び、追いかけていると情報が入ってくる。今はハーブを追いかけています。
☆自分の中で燃え尽き症候群的な、目的を失うと不安になる。自分のテーマを決めて目標を立てて動くと自分の進む道が決まる。人と比べなくていい。
☆人と比べることが多かった。Zoomで色んな人といろんなことを話せるようになってから、自分で抱え込む時間が短くなった。解決方法を見つけられず落ち込みすぎて大変な時に時間を見つけて植物と触れ合い、自分の五感を磨くことで中和している。
☆学会に行って落ち込むこと。自分のついていけない話で世界が広がってる時(例えば評価の話など)。自分がやっていることが認められていない、と思う時大変落ち込みます。
☆初心者だから、みんなに聞く。知識をつける事。継続する事。それが今の目標。足りないものをあまり見ないで、あんまり先を見ないで悩みにとらわれないよう、まずはやっていこうと思っている。比べてしまうことばかりだけど、わかっちゃいるけど、比べてしまう。いい話を聞くこと。オンラインのことを感謝している。
☆成功してる、立派に見える人もみんなモヤモヤしてる。そう思う。
☆学ぶことはエネルギーを補給する事。そのエネルギーでモヤモヤを燃やしていく。自分のためにもしっかり燃焼させることのできるエネルギーを補給し続ける事って大切なのよ。
☆モヤモヤ。まさに今その状態。自分の業務が忙しく、園芸療法活動や庭に向きあえていない。4月から有志が集まって農業クラブをするのだけれど自分の気持ちとまわりの期待度の差が大きい。内心、周りの期待感に押しつぶされそう。
☆周りの期待感に押しつぶされそう→聞こえないふりをすればいいの。期待してもらって嬉しいです、でも期待値を下げていただけると助かります。ボチボチ・ゆるゆるやっていきます、と自分の気持ちを伝えると良いよ。期待に応えようとしてしまうが、答えなくても良い。自分のテーマで成長していくのみ。



毛利ユカ
いばらき園芸療法研究会(IHT) 代表
日本園芸療法学会認定 上級園芸療法士

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2020年08月08日 園芸療法学会 北関東北ブロック 1回目アンケート まとめ
2020年09月22日 園芸療法学会 2020年大会について
2020年09月27日 無料相談所 ルラシオンヴェルト
2020年10月24日 参加費無料 どなたでも参加可
2020年11月22日 日本園芸療法学会 2020年プレ大会 北関東・東北ブロック発表内容について
2021年01月16日 輪読会 詳細
2021年03月15日 園芸療法に関心をお持ちの北関東・東北在住の方へ
2021年04月03日 輪読会2回目 詳細
2021年05月22日 第1回 モヤモヤ聞いてもらいました!
2021年07月21日 輪読会3回目 詳細
2021年08月18日 グロッセ世津子先生への追悼文
2021年08月30日 第2回 モヤモヤ聞いてもらいました!
2021年11月08日 輪読会4回目 詳細
2022年01月05日 第3回 モヤモヤ聞いてもらいました!
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